【Q】義母が必要ない物を大量にくれるので、ストレスになっています。解決方法はありますか?
義母はとてもいい人なのですが、両手いっぱいにいろいろな物を持って、我が家に訪問するので困っています。
私の趣味にあわない小物や引出物のタオル類。食べきれないお菓子や乾物類。1回も着てないからとタグの付いた服。中学生の子どもには、工作用にと空き箱や空き缶を持ってきたり、子どもはもう工作をする年齢ではないのですが…。
ともかく量が半端ではありません。
義母が来ると言うだけで、私は部屋の掃除や片づけがたいへんなのに、その上、必要ない物まで増えてしまうと、ストレスになっています。
夫からも「手ぶらで」と言ってもらっても効果はありません。
【A】義母さんにとって物はコミュニケーションの手段です。欲しい物を具体的にリクエストしてみましょう。
必要ない頂き物、しかも大量にって困りますよね。
よくあるお話ですが、義母さんは善意で持って来られるので、断るのは、なおさら難しいですね。
義母さんは、物をあげること=あなたや息子家族とのコミュニケーションであると思っています。いくら、「手ぶら」でと言っても、持って来ること自体に意味があるので、簡単にやめることはないでしょう。
そこで、逆転の発想で、欲しい物(高価でない物)をリクエストしてみましょう。
「孫むけの図書券のほうが、好きな物が買えていい」など、子どもの物やブランド名を具体的にリクエストするのもいいでしょう。
たいていの祖父母は、孫の言葉には弱いものです。
中学生の息子さんから直接、「○○がほしい。○○はいらない」といってもらうのも、効果が高いです。また「お義母さんの手作り○○が食べたい」と、「消え物」をリクエストし続けます。
このような対策を続けるうちに、必要ない物の量は減るでしょう
しかし…あなたは、必要ない大量の物よりも、義母さんの「訪問そのもの」がストレスなのかもしれませんね?
もしそうなら、訪問の何回かを「週末以外は忙しいので今度の日曜に外食しましょう」と、こちらの都合を告げて、外で会うアポをとりましょう。なるべくこちらの主導権で、日程を決めるようにするとストレスも減ります。是非、旦那様にも協力してもらってください。
いずれにしても、現代社会ではアポなしの訪問や、必要以上の物を差し上げるのはNGです。
ところが、ご高齢の方は「物を人にあげること=人付き合い」になっているケースが多いのです。
大量の物は、義母さんの寂しいと言う心のサインかもしれませんね。
とは言え、他人は、コントロールできませんし変えることも困難です。
少しの改善しか期待できない部分もあります。
はっきり言えるのは、大量の必要ない物については、頂いた時点で、コミュニケーションという物の役目は終わっています。
頂いた物を手放しても、あなたが罪悪感を感じる必要はまったくありませんよ。
物は主体ではないと割り切るだけでも、ストレスは減ると思います。
エグゼカレッジ表参道校 代表理事高橋和子
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