思い出って、時とともに、美しく、楽しく変化していくものです。
先日、高校のクラス会がありました。
卒業後“四半世紀以上”経った、しかも、初めての同窓会にもかかわらず、多くの人が集まりました。
キチンと保管された「思い出」
クラス会では、幹事さんが、修学旅行のしおりや、体育祭のダンスの設計図、
学級日誌の縮刷版などを持参してくれました。
すべて“わら半紙”に、ワープロでなく、手書きの文字で書かれたものばかり。
黄色く変色していたものの、しわひとつなく、キチンと保存されていました。
みんなびっくりして、当時の話題で盛り上がりました(写真は、幹事さんにご提供いただきました)。
紙類は、そのまま保存すると、湿気を吸ったり、虫がついたりします。
ページとページがひっついて、開かなくなることもよくあります。
幹事さんは、風通しのよいところで、キチンと保管していたのですね。
保管したものが、取り出せる収納
素晴らしいのは、保存状態だけではありません。
「いざクラス会」という時、しまってあったものが、取り出せたことです。
「ひとりで楽しむだけ」の思い出から、
「みんなで楽しむ」思い出に、“昇進”したのです。
キチンと収納してあって、必要なときに取り出せたからこそ、
今回のクラス会で、多くの人と同じ思い出をシェアすることができました。
たとえば、もしも物が乱雑にしまってある物置部屋に保管してあったとしたら、
必要な物を必要な時に、サッと取り出すことはできません。
キチンと保管してあったことで、今回のように、
思い出がさらに何年も経ったのちに、クラス会という思い出を生み出しました。
思い出が何乗にも大きくなった瞬間です。素晴らしいですね。
人生80年時代の思い出の品の収納は?
人生80年の時代。
もし、思い出の品を「とっておく」と決めたものがあれば、
10年先、20年先でも、きちんとした状態を保って、
いつでも取り出せるように収納していくことが、何よりのポイントになります。
ものを保管するには、場所も必要。手間もかかって、たいへんなことです。
すべての思い出の品をとっておくのは、不可能です。
年齢を重ねるほど、思い出の品が増えますので、
収納したり、とっておくものを決断したりするのは、それなりの知恵と工夫も必要です。
本当に大事な思い出を、しっかり収納して、必要なときに取り出せるよう、
講座のなかで、お伝えしていきます。
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